受注管理には、以下の機能があります。

  • 受注登録
  • 委託受注登録
  • 受注一覧・照会・編集
  • 受注商品検索
  • 同梱処理
  • 受注一覧ステータス設定


【受注登録】
受注伝票を作成します。
受注伝票の取引先情報には「得意先」「納品先」「請求先」「発送元」の4種類の項目があります。直販で通常の注文の場合は「得意先」=「納品先」=「請求先」で「発送元」=空欄となります。ギフトの場合は「得意先」=「請求先」=「発送元」で「納品先」=ギフトの相手となります。「発送元」は送り状の出荷データに反映されます。空欄の場合は自社が発送元に、入力されている場合は、その人(会社)が発送元になります。卸などで、支店から受注して納品先が倉庫、請求先が本社というようなケースにも対応しています。「得意先」によっては「納品先」「請求先」がいつも決まっているという場合がありますが、取引先マスターに「納品先」や「請求先」の初期値を設定できますので、設定することで、受注の都度「納品先」や「請求先」を選択する手間を軽減できます。
その他「受注日」「出荷日」「納品日」「納品希望日 」「時間指定」「支払方法」「発送方法」「クール便・温度帯」「送り状メモ」「フラグ」「納品書備考」「今回出荷注意」の項目があります。基本的に、売上や請求に関する入力作業は受注伝票にのみ行います。入力された各項目によって、タイミングや内容を判別して、売上や出庫への転記による登録や出荷時に印刷する各種帳票の作成、送り状出荷データの出力を行います。
上記は、ヘッダー情報の項目となりますが、これ以外に商品明細情報の項目として「倉庫」「商品コード」「商品名」「数量」「販売単価」「税種別」「備考」があります。


【委託受注登録】
委託販売の受注伝票を作成します。
委託販売分は、出荷すると委託先毎に在庫管理をする仕組みになっています。その在庫分から売上計上や返品処理を行います。売上計上時には、事前に取り決めをして設定しておいた価格が自動入力されますが、そのときに指示のあった価格に変更して売上を計上することもできます。


【受注一覧・照会・編集】
受注一覧では、登録済みの受注伝票を検索して表示します。状況表示のマークが表示されたり、伝票の進行段階によって受注番号欄の色が変わったりしますので、その伝票の状況を感覚的に瞬時に把握することができます。例えば、得意先(注文者)と納品先が異なっているのに支払方法が代引きになっていたり、不可能な日を出荷日にしたりすると、要注意としてマークが表示されます。
検索結果から伝票内容を閲覧したり、必要に応じて編集画面で修正したりします。
複数の人が同時に使用する場合を考慮して、誰が編集中なのかを厳密に管理しています。編集中の伝票は他の人が編集画面に入れないように制限がかかります。


【受注商品検索】
商品コードや商品名などで、その商品が含まれている受注伝票を検索します。
仕入先コードや仕入先名でも検索できますので、入荷予定だった荷物が届かなかった際に、その仕入先の商品が含まれている受注伝票を検索して伝票を修正することができます。


【同梱処理】
得意先と納品先が同じで、出荷日が同じや近い日の受注伝票を一つにまとめる処理です。


【受注一覧ステータス設定】
受注一覧で表示される状況を表すマークの文字や色を設定します。